「本当の退職理由を言ったら紹介してもらえないかも…」
「年収を少し盛ってもバレないよね?」
「志望動機が固まってないけど、とりあえず登録していいのかな…」
転職を考え始めたとき、多くの人が一度はこうした不安を抱きます。特に転職エージェントとの面談は“評価される場”のように感じてしまい、本音を言うのが怖くなるものです。
しかし結論から言います。
結論:転職エージェントに嘘をつくのはおすすめしません
転職エージェントに嘘をついても、短期的には問題が起きないように見えるかもしれません。しかし、最終的に損をするのは自分です。
理由はシンプルです。
- 嘘は企業との面接でほぼ確実にバレる
- バレなくても入社後にミスマッチが起きる
- エージェントからの信頼を失い、優良求人を紹介してもらえなくなる
転職エージェントはあなたを評価する立場ではなく、あなたを企業に売り込むパートナーです。本音を共有したほうが、圧倒的に成功確率は高まります。
ではなぜ、嘘をつきたくなってしまうのでしょうか。具体例とともに解説します。
詳細解説:なぜ嘘をつきたくなるのか?そして何が起きるのか
ケース1:退職理由をごまかす
よくある嘘が「人間関係が原因なのに、キャリアアップのためと言う」パターンです。
具体例
営業職のAさん(27歳)は、上司からのパワハラが原因で退職を決意。しかし面談では、
「より裁量のある環境で成長したいと考えています」
と説明しました。
一見問題なさそうですが、面接で
- 「どのような点が現職で物足りなかったですか?」
- 「具体的にどんな成長を求めていますか?」
と深掘りされ、回答が曖昧に。結果的に「転職軸が弱い」と評価され不採用になりました。
実は、退職理由が人間関係であっても問題ありません。重要なのは「次にどうしたいか」です。
例:
- 上司との1on1制度が整っている会社を希望
- 評価制度が透明な企業を希望
といった形で具体化すれば、エージェントは適切な求人を提案できます。
ケース2:年収を盛る
「年収が低いと紹介案件も低くなるのでは?」と考え、実際より50万円高く伝える人もいます。
しかし企業には源泉徴収票の提出が求められることがほとんど。最終段階で発覚します。
その結果どうなるか?
- 内定取り消し
- オファー年収の再提示(下方修正)
- エージェントとの関係悪化
年収は市場価値と連動します。嘘をつくよりも、なぜ上げたいのか、どんなスキルがあるのかを整理する方がはるかに有効です。
ケース3:志望業界を広げすぎる
「ITもメーカーも商社も興味あります」と答える人もいます。
柔軟に見えますが、軸が曖昧だと
- 求人が大量に届く
- 自分で選びきれない
- 結局決められない
という状況になります。
正直に「まだ方向性が固まっていない」と伝えれば、キャリア面談で整理してもらえます。
特に大手のリクルートエージェントやdodaでは、初回面談でキャリア棚卸しを丁寧に行ってくれます。
嘘をつくメリット・デメリット
メリット(短期的)
- 自分をよく見せられる気がする
- 紹介案件の幅が広がると思える
- 面談がスムーズに進む気がする
※ただし、これは「気がする」だけで実際のメリットは限定的です。
デメリット(現実)
- 面接で矛盾が生じる
- 入社後ミスマッチが起きやすい
- エージェントのサポートが弱くなる
- 精神的に常に不安が残る
特に4つ目は見落とされがちです。
嘘をついた状態で内定をもらっても、
- 「入社後にバレたらどうしよう」
- 「本当はやりたくない仕事かもしれない」
と常に不安が残ります。
転職は人生の大きな決断です。安心して働ける環境を選ぶことが最優先です。
正直に話すメリット
- 的確な求人を紹介してもらえる
- 面接対策が具体的になる
- 年収交渉を代行してもらえる
- 入社後の満足度が高い
例えば、「人間関係が不安」と伝えれば、
- 離職率が低い企業
- 口コミ評価の高い企業
- 評価制度が明確な企業
を優先的に紹介してもらえます。
嘘をつくより、情報を開示した方が結果的に選択肢は広がります。
FAQ
Q1:少し盛るくらいなら問題ないのでは?
おすすめしません。年収や役職は書類で確認されます。1円単位で確認されるわけではありませんが、50万円単位の差は確実にバレます。
誠実さは面接評価にも影響します。
Q2:退職理由がネガティブでも大丈夫?
大丈夫です。
重要なのは「不満」ではなく「次に何を求めるか」です。
例:
× 上司が嫌だった
〇 評価制度が透明な環境で働きたい
エージェントはその言語化をサポートする役割です。
Q3:本音を言ったら紹介されなくなりませんか?
むしろ逆です。
条件が明確なほど、紹介精度は上がります。曖昧な方がマッチしない求人が増え、結果的にチャンスを逃します。
まとめ
転職エージェントに嘘をつくことは可能です。しかし、おすすめはしません。
- 嘘は面接でほぼバレる
- バレなくても入社後に後悔する
- サポートの質が下がる
転職成功のコツは「情報の正確さ」と「軸の明確化」です。
そしてもう一つ重要なのは、エージェントによって得意分野やサポート体制が違うことです。
- 求人数が圧倒的に多い総合型
- IT特化型
- ハイクラス特化型
- 第二新卒特化型
1社だけに絞ると、紹介の幅が狭まります。
迷っているなら、まずは2〜3社登録して比較するのが安全です。
面談を受けたからといって必ず転職する必要はありません。情報収集だけでもOKです。
転職は「決断」ではなく「選択肢を増やす行動」です。
迷ったら複数登録がおすすめです。


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